二十四節気 食ごよみ
小満(しょうまん)
新暦5月21日頃〜
万物が育ち、天地に満ちる頃。陽気が増して、生き物たちも躍動します。秋に蒔いた麦の穂が熟し、ほっとひと安心(少し満足)という意味もあるとか。
▲次の24節気は芒種(6月5日頃〜)です。

お節介訓 その8
小満は、無防備な肌の露出が増える頃。乾燥・紫外線対策は、内と外からしっかりダブルアプローチ!

2017 小満のおすすめは


薬膳のポイント>ジューシーな蒸し煮豚に、爽やかな香りのレモンソルトをかけて召し上がれ。レモンに豊富に含まれるビタミンCはメラニン色素の生成抑制があり、美肌づくりに必須。コラーゲンと一緒に摂ることで美容効果が期待できます。紫外線が増えてくる5月は、体の中からの肌ケア、積極的にいたしましょう。

小満食べもの語り

 小満から次の節気の芒種(ぼうしゅ)までは、気温も上がり、湿気も少なく、一年で最も過ごしやすい時期。外は花盛り、鳥がさえずり、風は若葉の香りをのせてそよ吹く…そろそろ長袖を脱いで、軽やかに出かけたくなりますね。

 さて、薄着になって、久しぶりに露出した肌。調子はいかがですか。顔や手は何とか保ってきたけれど、服に隠れていたところがカサカサ、触るとざらついている…乾燥系の隠れ肌トラブルにハッと気づくのが、まさにこの季節なのです。

 5月は紫外線の量もぐんと増え、とくに肌の奥深くまで届く紫外線A波の量は真夏に匹敵するほど。乾燥したままの無防備な肌には、紫外線も侵入しやすく、しわ、くすみ、たるみなど、肌の老化を引き起こしやすくしますから、要注意です!
紫外線や乾燥対策は、帽子・日傘を使って日焼けを防ぐ、しっかり保湿する、など外側からのケアも大事ですが、つい忘れがちなのが体の内側からの働きかけ。これがとても大切です!

 体に血と水をきちんと補い、ビタミン類、コラーゲンなどをバランスよく食べ、睡眠を十分にとる。内と外からのダブルアプローチで肌をしっかり守っていきましょう!


薬膳的!小満、これ食べたい!
 小満の頃、肌の乾燥に気づいたときは、体を潤す食材、例えば豚肉、牛乳、チーズ、アスパラガス、小松菜、はちみつや、血を補うほうれん草、レバーなどがおすすめです。

 ビタミン類を多く含む野菜なら、β-カロテンたっぷりのにんじん、ピーマン、モロヘイヤ、ビタミンCが豊富なパプリカ、パセリ、レモン、キャベツ、ビタミンE含有率の高いアボカド、アーモンド、かぼちゃなどがいいですね。

 小満に食べたいレシピは、ズバリっ、内側からのスキンケアを意識した料理。メインに添えるサラダや付け合わせにも、肌を美しく保つ食材を組み合わせます。



「アスパラとカマンベールの豚肉巻き」は、豚肉、アスパラ、チーズ、はちみつ…、体を潤す食材をいっぱい使った一皿。一緒に、β-カロテン豊富なにんじん、ビタミンEを多く含むアーモンドスライスを合わせたサラダをどうぞ。

 そして、美肌の味方と言えば、鶏皮や手羽先、豚足や豚バラ肉、牛すじ肉などに多く含まれるコラーゲン。コラーゲンは、たんぱく質の一種で、皮膚を構成する物質としてなくてはならないもの。皮膚の細胞と細胞をつないで肌の潤いや弾力を保つ役割する働きをしています。ビタミンCがその生成を助けるので一緒に摂るのが理想的。

 今日は強い日差しを浴びてしまったな・・・という日には、コラーゲン豊富な食材をメインに、ビタミンC含有量トップクラスのレモンの爽やかな香りをアクセントにきかせた料理はいかがでしょう。



「鶏手羽先のパプリカ焼き」にはレモンをぎゅっと絞ったアボカドのサラダを添えて。「蒸煮豚と夏野菜」には、特製のレモンソルトをぱらりとかけて。このレモンソルト、すがすがしい香りが立って、作っているときから幸せ気分になっちゃいます。肉料理だけでなく、刺身のカルパッチョ、サラダなどにもぴったり。ぜひ活用してください。

 万物が輝きを増す季節。肌に自信が出て、ちょっと明るめの色の服を大胆に着てみようかな、なんて思えたらしめたもの。頑張っていきましょう!


▲二十四節気とは、1年を24等分にした旧暦上の季節の目印です