スーパーの店先で、ドン!としているサツマイモ。
いつでもあるような気分でスルーしてしまうことも多いのだが、まりんまりんのサツマイモが一つ100円くらい。蒸かしても焼いてもうまい。何しろ健康に良い。
さて、サツマイモといえば、昔、サラリーマンをしていた時に、「い〜し〜やきいも〜」という声を聴いて、飛び出していった同僚がいました。
ビル街に石焼き芋さんが迷い込んできたのでしょう。暫くすると彼女はニコニコ顔で石焼き芋を抱えていました。その笑顔は一生忘れませんね。
ふっと「くりよりうまいじゅうさんり」と頭の中で響いた。はて?そういえば昔からそんな言葉があったなと。さつまいもの原産地は中南米。アメリカ大陸を発見したコロンブスが、スペインに持ち帰ったものが、フィリピン、中国、琉球を経て元禄時代の日本に入って来たそうな。
日本では宝永年間に京都にやきいも屋が出現。で?「さつまいもを十三里と言うわけは?」このやきいも屋は、栗つまり「九里」に近いというなぞやがて小石川に 十三里と言う看板を掲げた店が現れました。
栗「九里」より「四里」うまい!というシャレですなあ。江戸時代に江戸と川越との距離をもじったのでしょう。とくに川越の甘藷は昔から江戸庶民の間で栗よりうまい十三里と呼ばれて大人気だったとか。
多分、大半は江戸の女性たちのお腹の中に・・・?
KSこいち