幼いころ、おやつの量を母親が決めている頃のこと。
茶碗蒸しも、うどんも大好物の私は
小田巻き蒸しを食べるたびに、もっとうどんが入っていて、器ももっとデカイといいのに。
そう思っていた。
中学生になり、テスト期間は早く帰宅でき、勉強するんじゃなくて、この時間は私の幼い頃の夢を果たすための時間だった。
丼にゆでうどんをたっぷり入れ、溢れるほどの卵液を注いで蒸した。わくわくしながら、蒸し上げた
小田巻き蒸しは想像通り、そして夢が叶ったシロモノだった。満足満足。本は土井勝先生のものだったはず。
そして、プリンもしかり、、、、バケツ一杯の
ふつうのプリンを食べたいと思い、バットに10人分くらいの量をこさえ、オーブンに入れて蒸し焼きして、心ゆくまで食べた。こんな試験前夜は卒業するまでしていたかも。一夜漬けもままならない私が、よくぞ、学校を無事卒業してきたものだ(義務教育ですから・・・笑)。
しかし問題はこの後、小田巻蒸しもプリンも、もう一度食べたいという気持ちが、その後20年以上訪れなかった。すごく美味しかった記憶はあるのに。なんでも程いい量とはあるもので、大人になってからそれを実感。
あ、だからあの体型なんで思わないでくださいよ。その頃の私は前に書きましたが、蝋人形とあだ名をつけられるくらいヒョロヒョロ。
KSホンダ