ほどいい量

2018/2/21(水)

幼いころ、おやつの量を母親が決めている頃のこと。
茶碗蒸しも、うどんも大好物の私は小田巻き蒸しを食べるたびに、もっとうどんが入っていて、器ももっとデカイといいのに。

そう思っていた。

中学生になり、テスト期間は早く帰宅でき、勉強するんじゃなくて、この時間は私の幼い頃の夢を果たすための時間だった。

丼にゆでうどんをたっぷり入れ、溢れるほどの卵液を注いで蒸した。わくわくしながら、蒸し上げた小田巻き蒸しは想像通り、そして夢が叶ったシロモノだった。満足満足。本は土井勝先生のものだったはず。

そして、プリンもしかり、、、、バケツ一杯のふつうのプリンを食べたいと思い、バットに10人分くらいの量をこさえ、オーブンに入れて蒸し焼きして、心ゆくまで食べた。こんな試験前夜は卒業するまでしていたかも。一夜漬けもままならない私が、よくぞ、学校を無事卒業してきたものだ(義務教育ですから・・・笑)。

しかし問題はこの後、小田巻蒸しもプリンも、もう一度食べたいという気持ちが、その後20年以上訪れなかった。すごく美味しかった記憶はあるのに。なんでも程いい量とはあるもので、大人になってからそれを実感。

あ、だからあの体型なんで思わないでくださいよ。その頃の私は前に書きましたが、蝋人形とあだ名をつけられるくらいヒョロヒョロ。

KSホンダ

この記事へのコメント

まだコメントの投稿がありません。皆さまからのコメントをお待ちしております♪

電話番号やアドレス等個人情報を入力されませんようご注意ください。ご投稿いただきましたコメントは、利用規約やサイトポリシーにより、一部編集させていただく場合がございますので予めご了承ください。また、投稿内容は目視の上、問題のないものだけを掲載しております。

バックナンバー