オクラはヘタを切り落とすと、ネバネバと糸を引きますね。これは食物繊維の“ペクチン”や多糖類の“ムチン”という粘質物質です。
生で食べるとたんぱく質の消化を助けるといいますが、実際のところは生のまま食べると、なんだかゴワッとして少々食べにくいのでサッと茹でましょう。味も歯触りもいい感じになりますので、火を通す食べ方がおススメです。しっかり火を通して、クタクタに煮て食べるのも味わい深くなりますので、どちらも楽しんでみてください。生で食べてみたい場合には、たたいて小さく刻んで食べるといいでしょう。
ペクチンにはコレステロール値を下げ、腸内環境を整える効果、ムチンには胃腸の粘膜を強くして便秘を解消させる効果などがあり、また免疫力アップに有効なカロテン、ビタミンB1・B2・C,ミネラルなども多く含まれている、いいことずくめの夏の野菜です。