忙しい人のキッチンライフ(小林カツ代のエッセイより…)
忙しい人が暮らしの部分に目をつぶると、たちまちにして家の中はざらざらし居心地の悪いものになっていきます
ざらつきは、ゴミやホコリがたまったということだけでなく、もっと大事なことは、家族との関係までざらざらしてくるのです。かといって、生活全般ぬかりなくなどといったことは、正直いって、出来かねるし、息切れしてしまいます
何はともあれ、"食"に目を向けたいのです。
人間、おいしいものを食べていればかなりご機嫌でいられるし、少々のざらつきは大目に見られます。
"食"のみを重点的にとらえるのでなく、『食を大切にする心』を持ち続けていくことに、重きをおきたいのです。
時間の足りなさゆえに、毎回手のこんだ食事作りは無理にしても、知恵と工夫でカバーしていく、とにもかくにも食生活だけは第一に考えていく。
・・・こんなとき5分や10分で出来ちゃうご飯のレパートリーがあれば、大いに時間の節約になり、余裕の時間も生まれてくるというものです。