キャベツは芯部分からどんどん痛むので、丸ごと保存する場合は、下の芯部分を少しでもカットして切り口部分に、水で濡らしたキッチンペーパーで押さえて、ポリ袋に入れて、野菜冷蔵庫。冬なら、寒いところ。
使うときは、2〜3日で使い切るなら半分に切って使い始めてもいいけれど、切り口からどんどん水分がなくなるので、基本は外葉から使っていきます。
生のキャベツをシャッキリさせたり洗ったりするときに、刻んでから水に浸しっぱなしはNG。なぜなら、水溶性のビタミンCが流れてしまうから。
できるだけその部分は極力時短でいきましょう。そして捨てがちの芯、確かにけっして美味しい部分ではありませんが、ビタミンCが最もある部分。ポイッと行く前に、ぬか漬けにしたり、細く刻んで使うとか、上手に食べるといいですね。
春は巻きが緩くて甘い「春キャベツ」、冬は巻が硬くてずっしりと重い「寒玉(秋冬)キャベツ」。生でも、火を通しても美味しくて、煮れば煮るほど甘く、優しい味になり、和風洋風どちらにもよく合います。丸いキャベツはなんだか包容力の固まりのようにも見えますね。1年を通じて、常備しておきたい野菜のひとつだな、と改めて思う野菜の一つです。
また、キャベツには、「紫キャベツ」、葉の様子がちりちりしたフランスの「サボイキャベツ」、最近めっきり見なくなった、小さめの結球の「グリーンボール」、さらに小さい一口サイズの「芽キャベツ」、キャベツの祖先である「ケール」、芽キャベツから生まれた「プチベール」など、仲間が色々ありますので、お時間のあるときに楽しんでみてください。どれも味わうとおなじみのキャベツの味がします。