睦月の行事食

お正月も三が日を過ぎ、4日から仕事初めという人も多い事でしょう。ニッポンの一月はおせちのあとからが、もう賑やか。行事が過密日程ですよ。そのたびに美味しい日本ならではの行事食、お楽しみくださいね。

正月明けは縁起かつぎを楽しんで、気持ちだけでものんきに過ごしてはいかがかしら。一月は睦月ともいいますね。

それぞれの意味を感じながら、食卓を演出してみてください。どれも簡素ですが、厳かな気持ちになるものです。

=さて2018年 睦月の行事=

7日・・・七草粥
8日・・・成人の日
(※この特集内にはありません)
11日・・・鏡開き
15日・・・小正月

小豆を食べて邪気を祓う
1月15日は小正月

元旦が大正月に対し、この日は小正月、また女正月という言い方も昔はしたようです。この日まで、しっかり休むという人もいまだに少数派ではありますが、いるようです。精気を養い、良い仕事ができそうですよね。
小正月には、小豆粥を食べることで豊作を祈ります。日本人が愛する豆の一つですね。小豆は邪気を祓う色とされています。
この小正月の行事食は忘れがちですが、カレンダーを見ると記されていることが多いですし、地方によってさまざまな行事が予定されています。

今年もこの日に健康を祈って
一月七日は七草粥

薬草をそのまま刻んで使うのがベストですが、野菜苦手なお子さんには一度サッと湯通してから刻んだ方が食べやすいですよ。

雰囲気を変えて
ちょっとアレンジ


正月といえばお餅
1月11日は鏡開き

お正月には、神棚にお米でできたものを3種類(鏡餅・米・日本酒)、飾る習慣がありました。鏡餅はもともとお武家さんの家庭から生まれた習慣。だいぶ形を変えたものもありますが、現代も大切にされています。
餅を包丁で切ることは縁起が悪いことでしたので、木づちで固くなった鏡餅をコーンと割って、お汁粉に入れて食べていました。商家の中では商売繁盛を祈り、鏡餅や酒樽もコーンと割って鏡開きとします。
また、武道を習っている人々は、鏡開きを稽古はじめとし、汁粉を食べることが習慣としてあります。正月といえばお餅。基本のお汁粉や、飽きてきたらアレンジものも作って、おもち料理を楽しみましょう。

初稽古後のみんなの好きなもの



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