夏の和食献立

夏こそ一汁三菜!
一汁三菜とは、ご飯を中心に汁もの1品と主菜1品、副菜2品を組み合わせた食事の日本独特の並べ方・考え方の一つです。

和食献立の基本といわれる「一汁三菜」をご飯のおかずにする事で、多くの食材を使うことになり、栄養バランスが調いやすくなります。

旬の食材をバランスよくとって、暑い夏を食卓でも楽しんで、心も体も微笑ませてあげたいですね。

夏のおすすめおかず
夏ならではのトウモロコシとシシトウを使ったかき揚げです。さくっとかじるとコーンの甘みがジュワッ〜!この季節ならではの味わいです。塩でも生醤油でも天つゆでも、なにで食べても美味しいのが嬉しい。

ごはんを夏小丼に
和食献立の中心となるのがご飯。白いご飯に麦ごはん、玄米に五穀米など、それぞれどんなおかずにもあいますが、食欲の落ち気味の夏には丼にするのもおすすめ。食べやすく、それでいてご馳走感のある一品として食卓を華やかにしてくれます。

一汁三菜の「汁」
和食の汁ものには欠かせないのが、だしをとる事。それは、かつお節や昆布、煮干しの旨みを十分に引き出す事。だしがしっかりした汁ものは、ひと口すすって「はぁ、なんて美味しいんだろう。日本人でよかった!」と思える一品となります。夏ならではのセレクトです。

一汁三菜の主菜「おかず」
和食ではひとつの料理を食べ続けるのではなく、ご飯とおかずを交互に食べて、その調和を楽しみます。口に運ぶ回数が一番多いごはんを左手前、次にもち上げる事が多い汁ものを右手前。肉や魚を使ったメインのおかずは、器を持ち上げる事はしないので、お箸をもつ右手がのばしやすい右奥に。汁の多いおかずなら、臨機応変にご飯の前におく事になります。

一汁三菜の副菜1「小鉢」
他の料理を引き立て、味の変化や献立のバランスをまとめる名脇役となるのが、この小さいおかず。
あえ物、酢の物、お浸し、シンプルな野菜の煮物など、メインおかずの合間に食べるちょっとしたおかずは箸休めとなりさらなる食欲を促します。強すぎない味付けで素材の味をいかしましょう。

一汁三菜の副菜2「香の物」
最後にひと口残ったご飯のおともに、はたまた食後のお茶と一緒に。小気味よい歯ごたえが心地良い漬け物。あってもなくてもいいものでもありますが、あれば嬉しいのがこの存在。残り野菜を活用できるのもいいところです。

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