食事と運動の関係
(栄養士:加藤智美)

ダイエットとは/食事と運動の両立
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ダイエットとは
「ダイエット」というと体重を減らすことを目的とされる方が多いと思いますが、ただ体重を減らすのではなくて体脂肪を減らすことが肝心です。

体脂肪は体の機能を維持するのに欠かせない役割を担っていますが、余分に蓄積されると肥満となり、生活習慣病を引き起こす大きな要因となります

肥満の原因は、簡単にいうと「摂取カロリー>消費カロリ-」です。
ということは、肥満の原因の反対「摂取カロリー<消費カロリー」となる生活を送れば肥満を解消できるわけです。でも、これが意外と大変なのです。



食事と運動の両立
食事制限だけでも痩せることは可能ですが、運動不足になると、消費エネルギーが減るだけではなく、脂肪の合成を促す酵素の働きも高まり、脂肪が蓄積しやすい体質になってしまいます。

体脂肪を減らすためには、正しい食事と運動の両立が一番の近道です。

具体的には、
食事の回数は一日3食
食事と食事の時間の間隔が空き過ぎると、体はエネルギーを消費させないで脂肪に変えて蓄えようとします。
逆に、間隔が短すぎても、必要以上にエネルギーを摂りすぎてしまう危険性があります。
食事は一日3食を基本としましょう。

早食いをしない
満腹中枢が働くまでにかかる時間は、食事を開始してから20〜30分かかると言われています。食べるペースが早い人は、満腹中枢が満腹と感じるまでに沢山食べてしまい、エネルギー過多になり太りやすいのです。ゆっくり良く噛んで食べるのが一番です。

ながら食いをしない
新聞を読み"ながら"、テレビを観"ながら"などの"ながら食い"は、食べることに集中していないので、満腹のサインに気がつかず、必要以上に食べ過ぎてしまう恐れがあります。

夜遅くに食べない
食べてすぐに寝ると、エネルギーとして使われないまま、食べたものは脂肪として蓄積されやすくなります。

脂質・糖質を摂り過ぎない
脂質と糖質の摂り過ぎは、エネルギーの過剰摂取に直結します。魚や脂身の少ない肉、大豆製品などの良質のたんぱく質や野菜は欠かさず食べましょう。

積極的に動く
体脂肪を減らすのに効果的なのは有酸素運動ですが、運動をする時間がない場合は、普段の生活から気を付けて行動しましょう。例えば、通勤、通学途中では、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使うとか、ちょっとしたところで体を動かし、エネルギーを消費するよう心掛けましょう。

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