椒房庵の母体である久原本家は、明治26年、福岡県久原村(現在の久山町)の初代村長をしていた河邉東介が、醤油と酢の醸造会社・久原醤油を創業しました。
村の発展に力を尽くした東介に対して、村人たちが恩返しの気持ちから支援活動を起こし、その力で創業にいたったという記録も残されています。
それが、久原本家グループの始まりです。
昭和50年ごろには、醤油醸造で培った技術を生かして、つゆ・たれ・スープ・ドレッシングなど、さまざまな調味料を製造するようになりました。そのなかには、とんこつラーメン・もつ鍋・水炊き・博多うどんといった博多名物料理のスープも。
それは現在も続いており、縁の下の力持ち的な存在ではありますが、食品のなかでもっとも大切な「味づくり」という仕事に、誇りをもって取り組んでいます。
久原本家の食品部門として平成2年に設立したのが、椒房庵です。
看板商品の博多辛子明太子は、たらこ本来のうまみや歯ごたえを生かした味わいが好評で、地元福岡の百貨店を中心に、しだいにお客さまが増えていきました。
椒房庵の製品はいずれも原料を厳選し、素材の味を生かすため製法に工夫を凝らしたものばかり。生産量も販売量も少なく、全国のお店に並べることはできませんが、通信販売という形で全国の方々に味わっていただいています。
「モノ言わぬモノにモノ言わすモノづくり」この言葉を胸に、妥協しない商品づくりに徹してきた椒房庵は、これからも変わることなく、博多、福岡、九州にこだわって、お客様に心から美味しいと思っていただける商品を全国へ発信してゆきたいと思います。
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