大根・豆知識
原産地は地中海沿岸から中近東と言われています 日本では、日本書紀(奈良時代)にも登場するするほど、古くからあり、江戸時代には庶民の食べ物であったと言えます
キッチンスタジオにも昭和36年に発行された本で、村上米子さんのご著書で【薬になる食べ物】という中にも大根は喉にいい野菜として紹介されているくらい、日本人にとって、体を守ってくれる大切な野菜と言っていいと思います
大根は本来100種以上もあり、その土地によっても、実はだいぶ形も、味も違うのですが一般的に、市場をしめているのは、1年中栽培しやすい青首大根です ほかの大根が手に入った時でも料理法は同じで大丈夫です
大根の白い部分は、ビタミンCが豊富で、このビタミンCというのは、体の中でどのような働きをするのかといえば、体をつくっていくたんぱく質であるコラーゲンの生成に働きかけます
コラーゲンという物質は、体のタンパク質の1/3を占める、細胞と細胞をつなぐ大事な役割を担っています 丈夫な組織、筋肉をつくる大切な栄養源だということがお分かりになると思います あと、女性に必要な鉄分を吸収しやすくするのにもこのビタミンCは不可欠なものです
野菜全般に多いのですが、大根の場合は皮にことに多いので、大根おろしをするときには皮ごと 実を使ったら、皮はきんぴらなどにして、捨てずに食べるといいですね
そして、葉はビタミンA、B2、カルシウム、鉄、食物繊維もさらに加わわり、その最強たるや素晴らしい野菜です そのためにも丸々1本、美味しくいただけたら、いいですね
先週の白菜同様、もった時にずっしり重く、皮はすべすべして、子供や赤ちゃんのお肌みたいな大根がいいのです
できたら、毛穴は少ない方が良品とされ、表面が凸していたり、生えている髭根がしおれていたりするものは、少し味に影響があるかもしれません
あと一番わかるのは、葉の状態 少ししかついてない葉も真ん中あたりを見ると、みずみずしいものは、新鮮でおいしいはずです
とはいえ、大根が大量にあるなんてときには、どうしても古くなりがち 保存をキチンとして、作る時には下茹で時間を長くするなどの工夫をして、最後まで美味しく食べてください
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