春のおやつは心もわっくわく!


コ ラ ム
おやつは心の栄養です
カツ代の家庭料理

おやつは昔、10時と3時にお茶の時間を取りました 今も大工さんたちは、8時くらいから、働き始め、10時にきっちり、お茶タイムにしている姿を、だれもが見たことのある光景かと思います

昨年の夏のコラムで、イギリスのアフタヌーンティの中で少しお話ししたかと思いますが、夕刻4時ごろ美味しいお茶と軽いおやつを取ることで、午後後半の仕事の効率を上げたり、夕飯までの時間まで、おなかが空きすぎるということで、何か口にする習慣から、はじまったアフタヌーンティ


日本でも、たいていの会社で3時頃15〜30分のお茶タイムがあるところが多いのは、事故防止のためや、効率アップには、頭の休憩が必要だということ


ただ休むより、なにか、パクリと口にするものは、空腹を満たすだけではなく、心の栄養を満たす方が、重要な役割といえましょう。大工さんたちも、ここでも休憩をとらないと、怪我につながると言います


子育ての辞典『育児の百科』を書いた、松田道雄氏は45年前から、おっしゃっています。おやつは子供の最大の楽しみだということを書かれています


おやつを敵視している、ダイエットマニアや、厳しいお母さんたちに、是非伝えたい。栄養を満たすのは、1日に3度の手作りご飯だけじゃなく、おやつという、小さな楽しみと思い出


心の栄養はいつの時代も、子供も大人も関係なく、大事な時間空間だと思うのです
また、食べるという行為だけでなく、いちごを煮ているときには家じゅうに漂う、春の甘酸っぱい香りは、一生忘れることのできない幸せな時の流れかもしれません





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