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イタリアンのパスタの基本はシンプルな料理をいかに絶品に作ることができるか。これにかかっていると言えます。シンプルな料理ほど、作り手によって味の格差が出るので不思議です
まず、1番に大切なのはパスタのゆで具合。引き上げるときに髪の毛1本分の固さが芯に残っているのがベスト。具と和え、皿に盛りつけ、さて食べるというタイミングで、その髪の毛1本分に火が通っている。そんな計算をしている訳です
その茹で方ををアルデンテといいますが、合わせる具材との関係と時間によっては、1本半だったりするわけです。さて、茹でるタイミングと和えるタイミングがドンピシャとあった時、パスタのすごさを再発見、自分の腕に驚くわけです
そしてで、VS簡単バージョンは、なんと茹でずに最初からひと鍋でやってしまうという、恐ろしくズボラな一皿。これは、本格をトライしてこそ、うまくいく料理です。さっ挑戦してみましょう。
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さて、2ステップ目はペンネというパスタに挑戦です。これはもともと、固めのパスタですから、アルデンテを気にし過ぎると、わけわからない味になります。袋の表示に従うのが一番
ただし、具材と合わせるときに、タイミングよくペンネが茹でられていないといけません。ペンネを茹でてしまってから、具を作り始める事がありませんように…。ペンネ独特の弾力のある食感がなくなり、台無しになります
そして、にんにくと赤唐辛子はほどよく火を入れて下さいね。焦げるのも、炒めたりないのもダメです
対する“簡単ペンネグラタン”はこれまたひと鍋で煮てしまい、オーブンで焼くグラタン風のもの。これは、なにも気をつけることなく美味しく作れます
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“なすのラザニア”は、実は小林家の十八番料理です。あまりに好きで、年に2回までしか作らないと決めているくらい、大好き
その日は食べたいだけラザニアを食べる事になっているので、10人分位こさえます。ちょっとした快感を数字で1点と表現したならば、これは10000点。この味を是非、ご家庭で作ってみて下さい
そして、VS簡単料理は「ラザニア食べたいな・・・」と軽く思った時に作るのがのこ“簡単グラタン”。
ラザニアパスタはイタリアのものが主流ですが、あんがいアメリカの(ひらひらと波打っています)パスタもラザニアにかんしては美味しいという情報もお流ししておきます
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イタリアと和食の前菜はとても似ているなあ、と思う時があります。和と伊の調理法のいいところをドッキングさせたのが“和式カルパッチョ”
新鮮な鯛を一晩昆布〆してから、カルパッチョ仕立てにしていきます。これには白ワインや冷酒で食べてみて下さい。一晩の価値がそこでよーく分かります
夏には出来ないお料理ですから、旬の楽しみですね
そして対する簡単料理。最近では生ハムもお手軽な金額で買えるようになり、ささっと美味しいイタリア風のサラダを作れるようになりました。簡単とはいえ、ドレッシングは手作りですから、小さな喜びはあります
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さてさて、ほぼシンプルなイタリア料理に慣れてきたところで、イーストを使って、ピザ台を作りましょう
夏は暑いので、自然発酵が可能ですが、冬は時間をかけて冷蔵庫での低温発酵がむいています。あとは、ピザソースを作ります。この2種があれば、どんなピザでも。イタリアンの基本を網羅したと言えましょう
しかしながら、ピザ台を作ると言う事は、それなりに覚悟と気持の余裕がないとできませんね。迫力ある台づくりの醍醐味は何とも言えぬ爽快感がありますが、忙しいときにはとりあえずピザトーストといったところでしょうか