[コラム]
失敗しない三種の神器話
おかずを作ると言う事は、毎回、ぶっつけ本番なんです。そういう意味ではご飯を作る行為は、練習なしに朝・昼・晩…すべて本番なんですよね
ベテランのお母さんならだれもが経験のあることだと思うのですが、急な用事電話などなど、日常のどさくさにうっかり、火を止めるのを忘れた!なんて焦がした経験ありませんか?
それはそれは、もう悲しいことです
食べられないのはもちろん、食べられても、プンと焦げた臭いがしたら、がっかりです
私は忘れない!と頑張るより、とりあえず5分、10分、とタイマーをかける習慣は一生、役に立つことと思います
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大きめのフライパン、または中華鍋は是非ほしい物の一つです
ことに焼き物、炒め物は、コツそのものはもちろんですが、どう焼けるか、どう熱が素材に入るのか、その焼きめそのものが味を左右する料理が沢山あるのです
だって想像してください。どの鍋でも炒め物や肉や魚のソテーなんて作れますが、鍋によってその焼いた味がまったく違うのです
いまは樹脂加工ばかりになってしまいましたが、是非昔ながらの鉄素材があれば、もうそれを使うだけで、母おかずに近づいています
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切れ味って、知っていますか?包丁の切れ味がいいなどという言葉は、良く聞いたことがあるでしょう
切れる包丁を使って切ると、味も変わるのです。味と切れ味、一見関係ないように感じますが、それは大間違い
例えばお刺身・・・切り口がぼろぼろだったりしたら、もうそれは刺身とは言えないことになりかねず、味も??なんです
焼き物を切るとき、例えばときどりなんかも、切れる包丁でそぎ切りにしてあると、見た目にも食べても美味しいのです
ときどりの切り口がザクザクで見た目が悪いと味が本当に半減するのです
和食はシンプルで自然な料理法。そこに美しさのポイントがあるのです
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レシピ&スタイリング:チームKATSUYO
料理制作:中島&本田
撮影:添田 明也
構成&コラム:本田 明子