[穀物酢]
穀類の使用量が1リットル中、40g以上のものという規定があり、原料は米の他に小麦、麦芽、ハト麦など。味は米酢や黒酢とくらべると、香りも味もやさしい。
あまり抵抗なく、食卓酢として使うのであれば、穀物酢がむいている。値段も比較的手ごろなので、嬉しい。おひたしに、麺類に。少しコクがほしいときにも穀物酢は活躍します。
あと減塩食をとりたいときには、酢を上手に使うと、美味しく減塩食を楽しむこともできます
[米酢]
穀物酢の仲間ではあるのだけど、原料は米になる。
米だけで作るものを純米酢。玄米で作ったものを玄米酢と呼ぶ。酸味も香りも穀物より強いため、寿司めしや蒸し寿司などをつくるときにむいている。
あと、酸味の好きな人で穀物酢が物足りないと言う人は、米酢が向いている。ただし、穀物酢よる値段は少々高め。
[黒酢]
最近、脚光を浴びてきたのが、この黒酢。他の酢より発酵と熟成に時間をかけ、あの独特の濃い香りと味を作っていきます
脚光を浴びても、この味が好きかいえば、日本人にはまだまだ、苦手とする人もいます。ことにお寿司には、黒酢はあまり合わないかもしれません。
ただし、中国の人は酢といえば=黒酢です。それが証拠に中国料理には、実によく合いますし、餃子、春巻き、小籠包などは断然黒酢がおいしい。
しかし、米で作るのが主流の日本の黒酢に対し、中国では麦が中心で、味も香りもだいぶことなりますので、自分の好みの黒酢を見つけるのもいいかもしれません。
国産の黒酢は、穀物酢の2~4倍の値段になります。