節分ってなあに
カツ代の家庭料理
2月4日は立春です 節分とは、季節を分けること、節分が年の終わりで、立春が年のはじまりと言う人もいます つまり、2月4日からが本当の辰年と、数える人は多いのです 2月3日を節分としたのはそういうことなんです

節分には「鬼は外、福は内」と声をかけながら炒り大豆を外にまきます
 炒るは=射るにも、引っ掛けられ、鬼をやっつけると言う事で、火でカラカラと、気長に炒った大豆を鬼に投げつけるわけです

これはもともと、中国から日本に入ってきた習慣で、豆で様々な厄=鬼を祓うといわれ、数え年の数だけ豆を食べると、病気が寄り付かないと言われています いま、中国の一般家庭では、行われていないようです

が、…ただし、注意を まだ離乳食も終わってないのに、炒り大豆はダメですよ また数えで80歳だからと、80粒も大豆を食べたら、これはいけません ここは賢く、その日の体調、家族の年齢に合わせて、食べてくださいね



店頭にも並んでいると思いますが、厄除けとして玄関に柊(ひいらぎ)といわしの頭を飾ります こんな行事は室町時代から始まり、江戸時代には庶民の間で広がったようです

豆をまくときは、家の窓を全開にして、「福は内、鬼は外」 まいた後は福が逃げないように、窓を大急ぎで閉めましょうね

この豆まきも、昔は年男か、一家の主人がまいていましたが、今は家族のイベントになりつつあり、子供がメインで豆をまくようになりましたね

逆にお父さんたちは、このイベントには参加してないんじゃないか、ちょっと心配になりました 今年は、みんなでやりましょうよ。男性の平均寿命も女性に一歩近づくかもしれませんよ




今、全国的に主流になってきた恵方巻きは、節分に食べる太巻きのことです 昭和にはいってすぐくらいの頃、大阪の商家を中心に発信して、関西地区の行事になったようです 恵方とは、その年の干支にもとづいて、縁起の良い方向が発表されるわけです

キッチンスタジオでは、30年ほど前からしている真面目な行事でしたが、恵方発表がその頃、東京ではわかりずらく、カツ代師匠は、大阪在住のお姉さんに電話で前日聞いていましたっけ いまは、コンビニのポスターに貼りつけられ、電話をしなくてもわかるようになりました

ただし、恵方巻きは福を巻いた太巻きを切らず(縁を切らない)お願い事を祈りつつ、一気に食べるという習慣があります 節分の日に撮影があっても、スタッフ&お客さんともに、昼ご飯に手を止めてその年の恵方をむいて、真顔で、口をきくことなく、もくもくと一気に太巻きを平らげていきます

今年は、太巻きの他、細巻きを4種、エスニック4種、ご紹介してみました。結構楽しいイベントです


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