コラム・絹さや
豆科のきぬさやは、その中でもえんどう類に分けられ、グリンピースと仲間です。グリンピースが未熟な豆を食べるのに対し、若莢を食べるのが絹さや。さやえんどうとも言います
絹さやは、絹のように柔らかく、こすり合わせるときぬ擦れのような音がすることから、この名前があるとも言われています
原産は中央アジアから中近東で、古代ギリシャ、ローマ時代を経て古い歴史のある野菜です。日本には中国から来て、庶民が畑で栽培を始めたのは江戸時代と言われています
おもに旬は春と言われてはいますが、東北地方の一部では夏にとれる地域が沢山あります。春先に出る絹さやとは違い、夏の日を浴びた野性味のある味といわれています
日持ちはしますが、日に日に固くなってきますので、早めに食べるのがいいでしょう。旬の採れたて絹さやは下茹でしなくても、直炒めで自然の甘味がいっぱい
カロテンがたっぷりの緑黄色野菜ですから、飾りや色味だけでなく、おいしい季節にはたっぷり食べたいものです