梅雨真っ只中おすすめ食材
【やまいも】


薬膳塾やまいも, カツ代の家庭料理
【やまいも】
中国から日本に伝えられたもので、種類は長いも、銀杏いも、大和いもなどがあり、形、粘りけ、あくの強さがそれぞれ違います。

中国では山薬(さんやく)と呼ばれ、乾燥させて作った中薬は滋養強壮、腎機能向上に用いられます。また、気を補い、胃腸の働きを整え、食欲不振、胃腸虚弱、疲労回復にも効果があるといわれます。

実際、やもいもは、でんぷん分解酵素アミラーゼが豊富なので、消化機能が弱まっているな、というときにぜひ取り入れたい食材です

日本ではすりおろしたり、千切りにして食べるのが主流です。ぬめりやネトネト感がおいしいですね。このぬめりのもとムチンが胃の粘膜を保護する働きもあり、さながら自然の胃腸薬と言ってよいかもしれません

しかし中国では、生食で食べることはまずありません。一口大に切ってお粥(写真上)に入れたり、鍋物の具として、ほかの野菜やきのこ類と同じように火を通し、たれにつけ、ほくほくとした食感を味わったり(ものすごい量を食べます)、そうそう、薄切りにして蒸したものにジャムソースをかけていただくデザートもありました

元気でいることに非常に気をつかう中国人。食べ物の特徴もよく心得ていて、やまいもが滋養強壮、老化防止に効果があることを知っているのでしょう。いろいろな形に調理することで、山芋をできるだけたくさん食べよう、と思っているにちがいありません

やまいもは、煮る、蒸す、炒める、揚げる…調理法を変えると、不思議なくらい口あたりと味わいに変化が生まれる奥深い根菜。生食は消化酵素の働きがいちばん強いので賢い食べ方ではありますが、それだけではやまいもの魅力は語りつくせません。

サイトでは、今後、やまいもレシピを増やしていく予定ですので、チェックしてくださいね

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