カツ代の家庭料理

豆腐・豆知識



・豆腐と日本

豆腐の歴史は古く、中国では2000年ほど前に、日本は奈良時代に伝わり、江戸時代の初期から大阪、江戸と都心部で作られ、まだまだ庶民には特別なご馳走だったそうです

江戸も中期になり、ようやく庶民の間でも食べられるようになり、現在に至るわけです。しかし、とっても残念なことがあります


日本は大豆を中心にした食文化だというのに、こんな水が美味しい、美しい国で豆腐作りにはぴったりなのに、なんとその原料である大豆は90%以上、カナダ・アメリカの輸入に頼っているのが現状なんです


納豆、醤油、味噌・・・これらはすべて豆腐と同じ原料の大豆がないと作れないし、日本食である和食を語れない


でも日本で大豆はそれほど作られてない、ここがほんとに残念でたまりません



・豆腐栄養学

豆腐は大豆から作るものですから、良質のたんぱく質で、大変に消化のいいものです 豆腐のたんぱく質は、コレステロールや中性脂肪の血中濃度を下げる役割を持ち、血管を丈夫にしてくれます

大豆に含まれているというイソフラボンは、骨粗しょう症や女性特有の更年期障害予防するとされ、ここ数年女性には人気の食材となっています
豆腐はカルシウムも多いのが特徴ですから、日々食卓にのせていきたいものです


・豆腐以外の豆富

豆腐は、ここから、あらゆる食材はあるのは誰もがしていることでしょう 豆腐を作る過程で出来る豆乳、おから(卯の花)

そして豆腐の水を切って、薄くスライスしてあげたのが油揚げ、関西では薄揚げ。そのまま厚いままのが厚揚げ


豆腐をつぶして、胡麻などを入れて、揚げたのががんもどき、関西ではひりょうず


そして、豆腐を凍らせて乾燥させた高野豆腐。湯葉(ゆば)は豆乳を煮立てて、たんぱく質の幕でそれが生湯葉。乾燥したものが乾燥ゆば


すべてがあらゆる日本料理、中国料理に入り込んでいます
その幅の広さたるや、圧倒される食材が豆腐たちではありませんか 興味のある方はこちらのアンコール特集もお楽しみください




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