 スパイス解説
スパイス解説 胡椒、花椒、山椒・・・英名にはどれもPepperがつきますが、胡椒はコショウ科コショウ属のつる性常緑草木の果実、花椒と山椒はミカン科サンショウ属の落葉低木の果実や果皮です
 胡椒、花椒、山椒・・・英名にはどれもPepperがつきますが、胡椒はコショウ科コショウ属のつる性常緑草木の果実、花椒と山椒はミカン科サンショウ属の落葉低木の果実や果皮です
 インド南部、マレーシア、ブラジルなどの熱帯地方で生産されています。東西のスパイス貿易では通貨と同等に扱われ、中世ヨーロッパでは、地代や税金の代わりになるほど高価なものだったそうです
 インド南部、マレーシア、ブラジルなどの熱帯地方で生産されています。東西のスパイス貿易では通貨と同等に扱われ、中世ヨーロッパでは、地代や税金の代わりになるほど高価なものだったそうです 15世紀、コロンブスやヴァスコ・ダ・ガマが東方への航路を見つけようとした目的も、実はコショウ発見のためと言われています
 15世紀、コロンブスやヴァスコ・ダ・ガマが東方への航路を見つけようとした目的も、実はコショウ発見のためと言われています


 花椒と山椒は同じサンショウでも種類が異なり、山椒は日本が原産、花椒は中国四川、雲南、甘粛、河南、河北、山西省などで主に生産されています
 花椒と山椒は同じサンショウでも種類が異なり、山椒は日本が原産、花椒は中国四川、雲南、甘粛、河南、河北、山西省などで主に生産されています 花椒は成熟果実の果皮を乾燥したもの、山椒は春は木の芽、夏は実山椒、秋は粉山椒(秋に熟した山椒の実の殻の部分を粉にしたもの)として、四季折々の料理に使われます
 花椒は成熟果実の果皮を乾燥したもの、山椒は春は木の芽、夏は実山椒、秋は粉山椒(秋に熟した山椒の実の殻の部分を粉にしたもの)として、四季折々の料理に使われます
 中国四川料理に多く用いられ、麻婆豆腐がその代表
 中国四川料理に多く用いられ、麻婆豆腐がその代表 ほかにもホールのまま漬物に加えたり、粗塩と一緒に煎ったものをすって“花椒塩“を作り、野菜や揚げ物などにつけて食べたりします
 ほかにもホールのまま漬物に加えたり、粗塩と一緒に煎ったものをすって“花椒塩“を作り、野菜や揚げ物などにつけて食べたりします 山椒はうなぎの蒲焼きや焼き鳥にふったり、佃煮などでお馴染みですね。お正月に飲むお屠蘇(とそ)や七味唐辛子の中にも入っています
 山椒はうなぎの蒲焼きや焼き鳥にふったり、佃煮などでお馴染みですね。お正月に飲むお屠蘇(とそ)や七味唐辛子の中にも入っています
 辛味成分のサンショオールが、脳を刺激し内蔵の働きを活発にして、胃腸の働きを助けるほか、香り成分のシトロネラールやリモネンなどに、抗菌・防虫作用、食欲増進や新陳代謝を促す効果があると言われています
 辛味成分のサンショオールが、脳を刺激し内蔵の働きを活発にして、胃腸の働きを助けるほか、香り成分のシトロネラールやリモネンなどに、抗菌・防虫作用、食欲増進や新陳代謝を促す効果があると言われています
 おつまみやおもてなしにもおすすめです
 おつまみやおもてなしにもおすすめです
 じゃがいもでとろみをつけた、ムースのようなポタージュです
 じゃがいもでとろみをつけた、ムースのようなポタージュです
 気血を補い、筋を強化する牛肉
 気血を補い、筋を強化する牛肉 ぴりりとした花椒がきりりと味をひきしめます
 ぴりりとした花椒がきりりと味をひきしめます
 相性バツグンの焼きねぎを添えれば、う〜ん、ニッポンの味ですなぁ
 相性バツグンの焼きねぎを添えれば、う〜ん、ニッポンの味ですなぁ
| 挽きたての黒こしょうをたっぷり加えたクラッカー  噛みしめるほどにスパイシー  生地に入れたクリームチーズとは、相性抜群の組み合わせ  ハムやアンチョビ、サラミなどをのせて食べるのもおすすめです  | 
| ピリッとスパイシーなココアは大人の味  胡椒はぜひ、ペッパーミルでガリガリしてください  寒い季節は、朝出かける前の一杯で、お腹がじんわり温まり、“よーし、今日も頑張るぞ  ”という気持ちになりますよ  |