ビールのうんちく

ビールの誕生は紀元前までさかのぼり、当時の製法は麦を乾燥して粉にしたものをパンに焼き上げ、砕き、水を加え自然に発酵させたといいます。

働く農民や労働者にとってビールは、渇きを癒し、明日のエネルギーを蓄える役割を果たしていました。中世になると、のどの渇きだけでなく栄養補給や医療にも活用されていきました。

ビールの飲み方ですが、栓を抜くときは静かに、新鮮なビールの味を楽しむために注ぎ足しを避けましょう。

また、6〜8度が飲み頃の温度といわれています。


ワインのうんちく

ワインは世界中で飲まれている酒類の中で、人類の歴史上最も古い起源のお酒とも言われています。

ワインの種類には非発泡性の“スティルワイン”と発泡性の“スパークリングワイン”があります。スティル(still)とは英語で「静かな」という意味。スパークリン(sparkling)は“発泡性の”ということで、シャンパンに代表されるような炭酸ガスが溶け込んだワインをいいます。

ちなみに「シャンパン」と言われるものはフランスのシャンパーニュで作られたものしか名乗れません。それ以外の地域で作られる発泡性ワインはスパークリングワインと呼ばれます。


焼酎のうんちく

焼酎は大きくわけて、「甲類」と「乙類」の2種類あります。それは、発酵と蒸留の方法でかわります。

一般に酎ハイなどい使われている、ホワイトリカーと呼ばれるものが「
甲類」、本格焼酎といわれているものが「乙類」です。

甲類などは、原料が“糖”なため、そのまま発酵すればアルコールになりますが、乙類は原料がでん粉のため、2種類の発酵を重ねてアルコールになります。この発酵方法を並行複発酵といい、手間隙かけて作られる本格焼酎の美味しさの秘訣でもあるのです。


冷酒(日本酒)のうんちく

日本酒の原料は「お米」ということは皆さんご存じだと思いますが、日ごろ私達が食べているお米とは違う種類なんです。

食べるためのお米では、粘り気があり粒の小さいものが好まれます。しかし、このようなお米は日本酒には適さないため、通称“酒米”と言われる品種が使われます。

代表的なものとしては、山田錦(兵庫県)、五百万石(新潟)、美山錦(長野県)など。


紹興酒のうんちく

紹興酒は中国の代表的な酒類のひとつです。蒸したもち米と小麦こうじなどを原料として醸造したもので、日本では紹興酒とい呼ばれていますが、厳密には浙江省紹興市で作られたものを「紹興酒」といい、それ以外のものは「黄酒(フォアンチュウ)」といいます。

中国でもっとも一般的な飲み方は、常温で飲むストレートです。芳醇な香りとまろやかな味わいが口中に広がり、紹興酒そのものの旨味を感じることができます。



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