大豆七変化

大豆をベースにした調味料や食材は沢山あって、どれも日本の食に欠かせないものばかりです。近頃、小学生の国語の教科書にも『すがたをかえる大豆』というお話が入っているほど。どれも昔の人が工夫して作り上げてくれた日本の宝ですね!

変化その一『豆乳』

大豆を水に浸して柔らかくし、水を加えて細かくすりつぶします。これを加熱したものを呉(ご)といい、呉を漉して絞った汁が豆乳です。    

変化その二『おから』

呉を漉して豆乳を絞りとった時に出た大豆の絞りかす、これがおからです。    

変化その三『豆腐』

豆乳ににがりを加えてかためたものが豆腐です。木綿豆腐は豆乳ににがりを加えてある程度かためたものを木綿の布を敷き込んだ箱に流し入れ、重しをして、水分を抜きながらかためたもの。絹ごし豆腐は濃いめの豆乳ににがりを入れてかためたもの。    

変化その四『納豆』

水に浸した大豆を柔らかく煮て、納豆菌をかけて発酵させた後、低温で熟成させたものが納豆です。    

変化その五『高野豆腐』

かために作った豆腐を凍らせ、その後、低温で熟成させます。それを乾燥させたのが高野豆腐です。    

変化その六『油揚げ』

豆腐を薄く切って水気をきり、油で揚げた物が油揚げ。厚い豆腐を揚げた厚揚げに対して、油揚げは薄揚げとも呼ばれています。    

変化その七『きなこ』

香ばしく炒った大豆を粉にしたものがきなこ。うぐいす餅のあのきなこは、青大豆で作ったきなこです。    

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