鶏むね肉活用法

節約、ダイエット、筋肉増強などでお馴染みの鶏むね肉。
比較的安価で、高タンパク、低脂肪という、悪いとこなし!の様ですが、足を引っ張るといいますか、買う時にちょっと躊躇する原因は、あのパサつきのイメージではないでしょうか?
むね肉を上手に料理出来る様になれば、そんなイメージは解決解決。疲労回復効果も期待できる、体にやさしい美味しい肉ですもの、うまく取り入れていきたい食材です。

とりあえず茹でておく

むね肉を買ったら、帰るなり、何も考えず塩を振って、湯を沸かす。この一連の動きで、否応なくゆで鶏は出来たも同然。チキンサラダや和え物は、一瞬で出来るし、ゆで汁は旨味たっぷりだからスープに。  

『さあ、ゆで鶏を使ってみよう!』

       

工夫と技でパサつき防止

むね肉=パサパサ、そんなイメージが、避けられる原因のひとつになっている鶏むね肉。このパサつきは、肉の切り方、コーティング、適度な加熱など、解決出来ますぞ。
いずれにしても火を通すわけですから、加熱は気をつけたいところ。まず、肉が半解凍や冷え冷えのまま火を通すのは言語道断。中まで火を通すのに時間がかかり過ぎて身は締まりパサパサ直行です。肉は調理する30分前くらいには冷蔵庫から出し、常温の状態から火を通すと火の通りも早くやわらかく仕上がります。
     

むね肉だからこそ美味しい揚げ物

淡泊であっさりしているむね肉。育ち盛りや大食派さんには揚げ物でごまかす(ボリュームアップする)のも技です。ふんだんな旨味は衣の中に閉じ込められますから、満足のいく一品になりますよ。      

ええ出し、出ますよ

グルタミン酸やイノシン酸を多く含む鶏むね肉です。干し椎茸も一緒に煮出すと、グアニル酸も加わり、三大旨味成分のおそろいです。昆布もあれば、グルタミン酸増量でもう無敵。旨味が溶け出したスープは、それはそれは絶品です。ただ、旨味というのは、塩味を加える事で、舌が反応します。キラキラしたスープがとれたと思っても、塩味を加えていなければ、美味しさの感度は鈍め。美味しくならないからと、ひたすら煮込む前に塩加減して、味をみてみましょう。      

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