寒い日のぽかぽかごはん

昨年が暖冬だっただけに、この冬は寒さが身にしみます。お腹の中が寒いと、より一層ブルブル・・・。そんな時はあったかいものを食べるが一番。ほっこり幸せな気持ちになるから。

味噌味おかずであったか

味噌など発酵食品は血行を促進して、代謝を促し、体を温める効果があります。味噌にキムチ、納豆、チーズなど、発酵食品同士の組み合わせは、あんがい違和感なく調和するので、それもお試しあれ。      

クツクツ、、とろけるチーズ

牛乳の栄養がギュッと凝縮されたチーズ。こんがり熱々トロリのチーズは、五感を刺激して見た目にも気分が上がります。チーズに含まれるカルシウム、たんぱく質、ビタミンは体に吸収されやすく、手軽に食べられるので、小腹が空いた時やおやつにも。      

スパイスでじんわりHOT

生姜を加熱すると、ショウガオールという成分が増えます。それが胃腸を刺激して血流を促し、体を温めます。独特の甘い香りを持つ八角も体を温める効果があり、漢方薬の原料となる生薬のひとつです。そして唐辛子のカプサイシン、汗をかくほど食べちゃったら、その汗はしっかり拭きましょう。そのままでは逆に体が冷えてしまいます。辛いもの大好きさん。程々に。      

具沢山、あつあつ汁もの

布団からようやく出られた寒い朝。まずは汁もので体を中から温めると、なめらかに体が動きはじめるかと。種類が少なくても、おかずになるほど具を沢山にしたら、他に頑張っておかずを作らなくても、ね。      

酒粕でほかほか持続

冬の粕汁は、いかにも体が温めるイメージがありますね。発酵食品としての血行促進や体を温める効果に加え、体を調える栄養素が実に豊富。アルコール成分が残っているので、その辺は好みや食べる人に合わせて加熱してアルコールを飛ばしましょう。      
『何を食べたら体が温まるか、調べて知る事も面白いけど、詳しい事を知らなくても、案外ちゃんと選んでるんです。寒い日、せん切りきゅうりがたっぷりのった冷やし中華より、生姜が効いたあんかけうどんを選ぶ様に。
それでいて、食べると体を温める食材が、冬にはちゃんと出回って、自然と口に入ってる。自然の摂理にうまく身を委ねるって、大事ですね。
まだしばらく続く寒さに負けず、元気に冬を暮らしましょう。』

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