お芋さんの季節ですよ♪

朝夕すっかり涼しくなってまいりました。秋も本格派。冬に雪深くなる地方の人には外でのびのび出来る時季ですね。山形や宮城ではテレビでもおなじみの芋煮会が河原などで盛んに行われるのでしょうか。なにはともあれ、日本全国美味しいお芋さんの種類がいーっぱい。栄養満点の芋たちをしっかり秋に堪能あれ♪

さつま芋

秋といえば“芋掘り”と頭に浮かぶのは少々古いのかしら。昔とは違い、現代のさつま芋は品種がどんどん増え、かなり上質のものが増えています。地域や年代によっては甘藷、唐芋ともいいます。甘い味が特徴で大きく分けると、ホクホク系とねっとり系の食感に。あなたはどちらがお好きですか?

じゃが芋

じゃが芋は、簡単に言えば男爵のホクホク系かしっとりのメークインに分けられます。ホクホク系は近頃、男爵の他にインカのめざめ、キタアカリなど市場のでの種類は増えつつあります。そしてちょっと面白い話、じゃが芋のことを馬鈴薯ともいうのは、皆さんご存知かと思いますが、そもそも中国では馬鈴薯のことは、マメ科の“ほど芋”のこと。それをある学者さんが間違えて紹介したことから、そのままこの名前が使われいるそうな。(笑)

里芋

水分が多めの里芋は、貯蔵が難しいこともあり、今の時季から冬にかけてが一番美味しい季節です。土付きのまま保存が推奨されているいことも多いですが、この土が曲者で黴臭くなったりすることも多々。食べたいときに買ってきて、まずはいったん軽く土を洗い落としたあと、日陰で乾かしてから紙袋や新聞紙で包むのがベター。そして皮をむくとき、すぐにむけて、手もかゆくなりくいのです。冷蔵庫にはくれぐれも入れませんように。

やま芋

やま芋には、長芋や自然薯、いちょう芋、やまと芋、つくね芋など、すりおろすと“とろろ”にして食べる、ヤマノイモ科に属する芋類の総称名です。芋の中でも唯一生でも食べることができ、滋養強壮作用が抜群なのが特徴で薬膳の世界では欠かせないお芋さんの種類です。生と火を通したもの、食感がまるで違うのも楽しんでみて下さい。そうそう、芋の種類によって粘土がすごく違うので“とろろ”にする場合は水か出し汁で良い加減にのばしてくださいね。

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