柔らか新野菜

通年出回る定番の野菜ですが、春の新野菜は、瑞々しく食感やわらかで、淡い彩り。それぞれ、この時期ならではの味わいです。今のうちに春の味を満喫しておきましょう。

野菜が主役のサンドイッチ

新野菜は柔らかいパンやハムとの馴染みも良くて、瑞々しさが際立ちます。サンドイッチが美味しい季節です。出掛けたくなりますね♪      

「春のキャベツ」
少しとんがり頭で、巻がふわっとゆるいのが見た目の特徴。サラダや浅漬けなど、生でも食感が小気味よく柔らか。加熱する場合は、すぐに火が通るので、食感を残したい時は気をつけて。


新ごぼうとごはん

ごぼうの風味が美味しく、どこか懐かしさを感じさせる混ぜご飯や炊き込みご飯。ご飯ものにごぼうを使う時は、短めのささがきにすると、米との一体感が増します。      

「新ごぼうのコト」
白っぽく小さな新ごぼう。アクが少なくサッと火を通すだけでも食べられる柔らかさで、風味もしっかり。切った後は水にさらすと、せっかくの風味や栄養が抜けてしまうので、水にはさらさず使いましょう。


色んな野菜で春おかず

2、3種の野菜を組み合わせると、淡い彩りに気分が春めきます。夏野菜の元気なカラフルさとはま、また違った優しい癒やしの色をまずは目で楽しんで。      

「新玉葱の話」
新玉葱は3月から4月に出荷される早取りの玉葱です。普通の玉葱は収穫後、1ヶ月ほど乾燥させて日持ちをよくした状態で出荷されますが、新玉葱は収穫後すぐに出荷されるので、水分が多く、柔らかで辛みも少ないのが特徴。日持ちはしないので、そこは気をつけて。


花冷えにあったかスープ

桜が目一杯咲いているのに思いがけず寒さが戻る日があります。そんな日はあったかいスープがご馳走。まだまだ油断ならぬ春のころころ天気です。      

「春にんじんの話」
冬の乾燥と寒さの中育ち、春に収穫された人参は、生でも甘みが強くやわらか。加熱するとさらに甘みが増します。にんじんだけで、きんぴらやサラダなど作って、そのものの味をご堪能あれ。


野菜の甘みを感じるサラダ

少しずつ食欲が増していく春。野菜なら山のように食べても、いいコトした気分♪しかしながら、生野菜は体を冷やすので、あったかおかずやスープと組み合わせて、バランス良く。      

「春のトマト」
春のやわらかい日差しをあびて、じっくりと育ったトマトは味が濃くて栄養豊富。そのまま食べるなら、冷やすより常温の方が、トマトの味をしっかり感じます。


丸ごと野菜の一品

水分が多いからこそ、大胆に丸ごと!野菜そのものの味を楽しむには一番の食べ方です。新野菜といえど、少し気長に火を通して、柔らかく頂きたいところ。      

「新じゃがの食べ方」
小ぶりのかわいい新じゃがは、普通のじゃが芋と比べてアクが強く、味がまだ浅いため、香辛料をつかったり揚げ煮したり、味をコテッと甘辛にしたりと、少し工夫をして春の味を楽しみましょう。

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