疲労回復
酢(ビネガー)は日本だけものではない。世界的に使われてきた調味料なのです。古〜い文献によると、ヨーロッパは紀元前1450年頃、中国には紀元前からあったとのこと。
日本では大阪の和泉で作られたのが始まりで、それが今の酢メーカーのタマノイ酢さんの始まりらしい。実際、一般化したのは江戸時代で米酢がメイン。
現在日本の場合、米酢・穀物酢・果実酢と大きく3つに分かれるが、どんな料理にも合うのは米酢なのでこれ1本あれば、何とかなることが多い。
ここ5年ほど中国で最もポピュラーな黒酢が脚光を浴びているが、日本料理の何にでもあうわけではないので、気をつけて使うとよい
免疫力アップ
ヨーグルトは紀元前3〜4世紀に、現在のブルガリア民族の祖先、南スラブ人が飲んでいたのが始まり。その後、中近東やコーカサス地方に広まったといわれています。
日本では、明治時代に販売されたのだが、実際広まり始めたのは戦後。少しづつ広まってはいったけれど、そのほとんどは砂糖や寒天、香料の入った加工に近いもの。
なんとかプレーンな形で広めようと明治さんが、自社製品明治ブルガリアヨーグルトで販促の意味も含めてヨーグルトを使った1冊の本を出した。
この本に全面的協力をしたのは昭和50年頃の話。料理家としてはまだ駆け出しの小林カツ代だったんです。たった1冊だけ残っていたあの本、いまはキッチンスタジオにはありません残念です。
夏バテ防止
なんと驚いたことに日本に入ってきたトマトは最初食べ物としてではなく、観賞用として入ってきたのが始まりで、18世紀くらいのこと。
原産国は南アメリカ、ペル-のアンデス高地。現在トマトといえば1年中ハウス栽培で、安定した値段で売られている。
20年位前までの主流は先のツンと尖ったファーストトマトだったが、いまは桃太郎がほとんど。そのほかにベランダでも栽培可能なミニトマトやミニと大きいトマトを掛け合わせたミディトマト。
加熱したほうがおいしい調理用トマトや糖度の高いフルーツトマトなどさまざま。機会があったら、いろいろ味わってみてくださいな。
5周年感謝リニューアル
カツ代の家庭料理