【薬膳解説】春になって、なぜだかイライラしやすい、怒りっぽい、ということありますよね。情緒安定の維持に関係していると考えられている「肝」が高ぶっているせいかもしれません。そんなときは、肝の機能の調節に役立つと考えられている酸味をほどよく使ってコントロール。
春が旬の「鰆(さわら)」。良質なたんぱく質や脂質が豊富、コレステロール低下、血圧降下などに効果があると言われます
レモンの酸味がきいたサルサソースには、精神安定作用のある野菜がたっぷり。食べたあと、爽やかな気分になる一皿です。
コクがあるのに、あと味さっぱり、お肉がやわらかく仕上がるのも実はお酢の力です。イライラがつのると、消化機能にも影響し、食欲不振、疲れなどの症状が出やすくなります。
鶏肉で胃腸を元気にし、お酢の酸味で「肝」の機能をほどよく調節
春のお寿司が美味しく感じられるのは、体が酸味を欲しているせいかも
山菜、竹の子のふわりとした香りが気分を和らげ、少し贅沢なお刺身使いが春到来の喜びを盛りあげます。
超シンプルな調理法でも美味しいのは、黒酢の熟成された味がなせるワザ。北京の代表的なお惣菜です
黒酢は、血流をよくしたり、胃腸の機能や代謝を高めるはたらきがあります。