【薬膳解説】春は独特な苦味と香りのある山菜が出回ります。苦味は清熱、解毒作用があるほか、胃腸機能促進、鎮静作用もあると考えられています。芽吹いたばかりの山菜の力をいただき、冬から春へ、体をシャキッとリセット。低カロリーで食物繊維も豊富です。
【食材】竹の子、うど、ふき、ふきのとう、こごみ、たんぽぽ、菜の花、たらの芽、わらび、ぜんまい、木の芽、春菊など。
うどは薬膳では「独活(どっかつ)」と呼ばれ、体内の余分な湿気を除き、頭や関節の重い痛みを改善すると言われます。
独特のアクが美味しい山ウド、酢みそドレッシングが豚バラとの仲をきっちりとりもちました
竹の子は体の余分な熱を冷まし、痰や老廃物を排出、食物繊維が豊富で便通改善効果も期待できます
新竹の子独特のえぐみと香り、ホクホク感をいっぺんに楽しめるのは春だけの贅沢
たらの芽はウコギ科の落葉低木タラの木の若芽。むくみ改善や高血圧予防に役立つと言われます。
芽吹いたばかりの若芽と食物繊維豊富なこんにゃくを、豆腐と白ごまの白和え衣で閉じ込めて、“春の口福”を味わう
食物繊維が多く、血圧上昇抑制やコレステロールを減らす働きのある昆布。老廃物を排出、腸の健康維持にも役立つと言われる竹の子
春の出会いものを、ひと鉢に盛り合わせる…日本人の粋は、薬膳的にもすぐれた組み合わせ