続・かつおの話

2018/5/24(木)

「初鰹」が人気だったもうひとつの理由が、初物の縁起の良さにあった。初物には生気が漲っている。例えば「初物七十五日」とは初物を食べると寿命が75日のびる!ということだ。

初鰹も同様で、初鰹を食べると長生きできるとされ、珍重された。とくに江戸の初鰹は鎌倉あたりからの供給だったので松尾芭蕉も「鎌倉を生きて出でけむ初鰹」と詠んでいる。

いつの世も、いち早く季節のものを味わうことは醍醐味でもある。目玉が飛び出るほどの値段でなければネギ、ショウガ、ニンニクなど薬味と一緒に存分に味わいたい。元気に長生き!やはり「食」が基本ですねぇ。

KSこいち

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