夏休みだからといって朝寝坊し、朝食抜きなんて生活を送っていませんか?
このような生活が、実は脳には一番よくありません。
脳のエネルギー源はブドウ糖です。
ブドウ糖は体内に蓄えられる量が限られているので、一回食事を抜くと、十分なブドウ糖が供給されず脳の働きは悪くなります。そのため、まずは脳の健康のためにもご飯などの炭水化物を中心とした規則正しい食生活を送ることが大切です。
次に、食事のバランスです。
なかでも不足しがちなミネラル(カルシウム、鉄、亜鉛)は脳の働きに影響を与えるので積極的に摂りましょう。成長期に欠かせないとても大切な栄養素です。さらに、+αの脳によい成分としてはDHAの摂取がおすすめです。
それでは、栄養素別に脳への影響を簡単にお話ししますね。
〈主な食材〉オレンジ、グレープフルーツ、レモン など
勉強に集中するためには、まずは精神をリラックスさせることも大切です。その名の通り柑橘類(シトラス)に多く含まれます。
〈主な食材〉乳製品、小魚、干しえび、ひじき、凍り豆腐 など
脳内の神経伝達物質のやり取りをスムーズにするため、集中力や記憶力が高まります。
〈主な食材〉レバー、ひじき、あさり、かつお、納豆 など
子どもの鉄分不足は集中力や記憶力の低下につながります。また、脳内の神経伝達物質の合成に関与しています。
〈主な食材〉牡蠣、帆立貝、牛肉、かに、レバー など
亜鉛は成長の基となるたんぱく質の合成や、ホルモン、酵素の生成に必須です。脳の発達に重要な役割を持っています。
〈主な食材〉あじ、いわし、かつお、うなぎ など
脳の働きに良いといわれるDHAは、脳細胞の材料となる他、神経伝達物質のやり取りをスムーズにします。
〈主な食材〉バナナ、ぶどう、びわ、蜂蜜・メロン・小豆 など
勉強や遊んだ後は多くのエネルギーを消費していますので、消化吸収がよく即エネルギー化する果物やはちみつ入りの飲み物などがおすすめです。
〈主な食材〉クミン、ペパーミント、ジャスミン、シソ など
夏休みの宿題…お父さんやお母さんがお手伝い、なんてことになっていませんか?久々の宿題に取り組むのに、気合いが必要な大人の方へ♪