北海道ではすでに初雪の便りが、東日本のあちらこちらで、霜の降りた話や、夜は木枯らしが吹いて寒くて足早に家路へ急ぐ風景がみられます。
日本は四季折々といいますが、体感的に寒い月日が長く感じられるような気がいたします。すでに過ぎてしまった11月の7日の立冬にはじまり、師走、年越し、そして立春までのあいだを冬とくくります。
この時期は体をほっこりあたためる食材も多く、また、熱々の料理がご馳走だったり、箸休めには冬ならではの素材をいかして、寒いからこそ美味しい食材を楽しみましょう。
また、風邪やインフルエンザなども流行はじめる季節。なんといっても、睡眠をたっぷりとり、美味しいものを食べ、お酒は飲みすぎないようにして、免疫力を徐々につけていきましょうね。

おすすめレシピ

昔から、冬の汁物と言えば粕汁です。心も体も温めて、長い長い冬の中でも楽しい食卓をたのしんでくださいね。

大きいおかず

味のしみこんだ大根、とろとろのスジ肉は、冬ならではのご馳走です。土鍋は鍋物だけでなく、煮物をつくるのにも大変便利です。
山芋は免疫力や、体力をプラスするのにもってこいの野菜で、しょっちゅう食卓にのせていきたい食材。とろろにして食べるのは、だれもが知っていますが、煮物にしてもおいしいのです。寒さも本格的になれば、寒ぶりも出回りますので、是非食べてみてくださいね。

小さいおかず

もう一品は、すぐできるものや、常備菜としてたっぷりつくって、日持ちのするものをあなたの十八番料理にすると、料理上手の評判が高くなることまちがいないかも!?
スジ肉は例えば、大きいおかずの下ごしらえにドーンとまとめ茹でしておき、冷凍しておくとあれや、これやと便利です。湯豆腐のような簡単レシピは、体をホカホカにする薬味を彩りよく、食卓を賑やかにする演出でキラリとひかります。

汁物

根菜類は風邪予防に最高の野菜たち。毎日たべることが大事です。里芋や小松菜は冬に美味しい料理が他にもたくさんありますので、毎日楽しんでも飽きが来ません。
また、里芋団子は里芋いりのすいとんのようなもの。粉ものは体を温める力がありますので、木枯らしの吹くような日は、こういう汁物は嬉しいですね。
受験シーズンに突入する季節ですので、お菓子などより、こんな汁物を夕飯に多めに作り、軽食にいかがでしょうか?

和え物

熱々のおかずに、和え物が添えてある余裕が、和食の神対応かしらね・・・笑。
これは1+1=2になるのではなく、3か4になるのです。互いがあることで、よりおいしく感じられるのです。
これが和献立のすごいところ。和え物は美味しいからと言って、たくさん盛り付けるのはダメで、もっと食べたいなあ・・・と思う量を、小鉢に品良く盛り付けるのもポイントであります。

冬ごはん

お薦め3品は、すべて体を温めくれます。一口噛むごとに涙が出るほと美味しいのは、新米が日本全国そろっているからともいえましょう。
冬献立に華を添えてくれるのは、お米。五平餅は半殺し(半分つぶすこと)にしますが、これも新米ならでは、おいしさが光ります。
お味噌は少し甘めが美味しいとかんじるのも寒い季節ならではのお楽しみですね。

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