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  • 知っておきたい料理ことば

調味料の「ひとつまみ」 「少々」「適量」の違いはそれぞれなんでしょうか?

2014/6/6

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本田 明子先生

料理用語の世界ではいろんな表現が出てきて、確かに分かりずらいですね。いずれも、共通項は計量スプーンや計量カップでは計りずらいもの、だから、この言葉を使います。ただし、ひとつまみと少々は少し似ています。ちなみに、【KATSUYOレシピ】内では“ひとつまみ”と“少々”はいずれも小さじ1/4以下のこと。というのも、計量スプーンは小さじ1/2のスプーンまでは、売っています。その半分の量である小さじ1/4まではたやすく計量することが出来ますので、小さじ1/4という記載まで、あるはずです。ただ、それ以下になると、少々・ひとつまみ・ふたつまみという表現で表すのがベターで、計量スプーンやgで表すことは、日常の台所仕事では難しいことです。少々はほんのわずかな塩加減から、ひとつまみまでのこと。ひとつまみは、女性の大人の指なら3本ゆびで、男性の太めの指なら2本指でつまんだ位の量のこと。適量はそれらの表現より、もっと幅の広い分量を指す言葉であり、そのものに対してちょうどよい、美味しいと思える量ということ。ですから、少々のこともあればもっともっと多い量のこともあります。例えば、海で釣りをした魚を塩焼きにするとき、同じ鰯でも、小さい鰯もあれば、ものすごい大きい鰯も釣れるわけで、それに対して、一番美味しいと思われる塩の量をふるわけです。結果、小さじ1/2位の塩を使ったなあ、という計算は出来ても、それぞれがどんな大きさの鰯を使うか分からないため、そのものに対して、一番ベストと思われる塩を使ってください。それが適量とか適宜という表現を使うことになります。
又、適宜になりますと、必要であれば・・・という意味合いもありますので、不要な場合もあるのです。料理は作り始めると科学&化学ですが、作り方を読み取るのは国語ですね。料理を作り続ける事の多い女性が長生きなのも、このあたりなのかなあと、余分なことまで考えてしまいます。いずれにしても少々も適量も作り手に、まかされた部分ですので、気軽な部分でもあり、個人差が大きくでるのもここですね。

2014/6/6

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