夏のお弁当

毎日の食事作りに加えて、お弁当を作り続ける大変さ。少しでも手早く、美味しく、安全に作りたいというお声をいただきます。

実際に子育てしながら日々作りづづけてきた工夫や知恵、アイデアから生まれたお弁当作りの腕をそっと伝授します。

ただお弁当は細心の注意が必要です。手は洗いすぎるくらいよく洗い、火を通すべきものは中まで火を通し、安全で美味しいお弁当を作ってくださいね。

晩夏にオススメのお弁当

必見!!
夏のお弁当の知恵

すばやく出来る!
さめても美味しいおかず

手抜きするほど美味しくなる!
新アイデア調理

塩ざけ、たらこを茹でる方法


子どもがまだ幼かった頃、「塩ざけ、たらこ」もそろそろ食べさせたいな〜と思いながら師匠小林カツ代は悩んでいました。焼いたのでは塩分が強すぎる。でもこんなに便利で美味しいものを使わない手はない!!と。そこで生み出したものが【ゆでる】方法。

今ではあたり前となったこの方法、私なんだけどなぁ〜初めてこんなことをやり出したのは〜なんて師匠の声が聞こえてきそうです。
子どものためにと考え出したことが、今やお弁当の定番!これは偉大なる発見だと思っています♪

焼いた塩ざけ、たらこは美味しいけれど、”ゆでる”なんていうとあの美味しい味がすぅーと抜けて、うすぼんやりとした味のさけ、たらこになってしまう気がしませんか??それがそうではないところが嬉しいのです。

ふわっと柔らかく、お弁当向き!どうしても焼いた味がお好きな方は、前の日の夜茹でておいて、朝焦げ目だけつけて!
だまされたと思って是非試してみてください。

塩ざけの切り身をゆでる

湯は適当な量をグラグラ沸かし、塩ざけを入れます。塩のきついものほど火の通りは悪く(といっても3〜5分)、塩のきつくないものはすぐ茹であがります。 お弁当には「中塩」くらいの塩分がほしいですね。

つけ焼きならぬ「焼き漬け」方法


魚の照り焼き、つけ焼きというのは、お弁当のおかずに最適!でも、焦げやすいのが難点。それにスピードおかずとはいえない・・・。
そこで、師匠は考えました。照り焼き、漬け焼きそっくりで、良い方法はないものかと。

ありました!やり方をひっくり返すんです!つまり下味をつけて焼くところを、焼いてから同じ味に漬け込めばいいのではと。これが大発明!大成功♪

しかも、フライパンの汚れがひどくならないのです。
それに、このやり方ひとつ覚えておくと、まあ、いろんなものに役立つこと役立つこと♪

とり肉の照り焼き味

どんなときでも間に合う便利さから「ときどり」と名付けています。
鶏肉はももでも胸肉でもお好みで。そして、焼くときはかなり濃い焦げ目をつけてください。焦げ目が足りないと漬けこんでいるうちにこんがり色がなくなってしまうんです。焼き過ぎか――と思うくらいでちょうど美味しい色に仕上がります。


この”ときどり”をそのまま切っておかずにするのはもちろん、サンドにするなどバリエーションが広がっていきます。


漬け汁のバリエーション

魚、とり肉はもちろん、牛、豚などの肉類にも応用が広がります。
漬け汁は基本がひとつ身についたら、「しょうが味」「にんにく味」「一味唐辛子」「みそ味」「カレー」「ごまだれ」など色々な味を作り上げることができます。

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