「湿」がまだ体の表面にあるうちは・・・
香りの食材で「湿」を発散
芳香性と辛味のある食材、たとえば生姜・白葱・しそ・みょうが・三つ葉・香菜などには、ほどよい発汗作用があります。
これらを上手に摂り入れて、湿が体の表面にあるうちに、フワッと発散させましょう。
●「香り食材」献立レシピ解説
香りや独特の辛味で料理を引き立てる薬味たち。普段は脇役に徹していますが、“薬味”の名前の通り、実にさまざまな効能を持っています。
「体を温めて発汗を促進」「新陳代謝を活発化」「食欲増進」「お腹の痛みを止めてくれる」作用も期待できます。
抗菌作用のある生姜、防腐作用のある青じそ、梅干しなどは、食あたりの増える梅雨の季節には意識して摂り入れるとよいですね。
鉄分など、女性に嬉しい栄養がいっぱいのかつおにもたっぷりのせて♪
生姜のきいたソースで蒸し野菜をたっぷりいただいて、体の芯から元気を出しましょう。のりの代わりに青じそがピタッとはりついた焼きむすびは、これから夏に向けておすすめです。
汁ものをプラスするなら、焼きなすのみそ汁はいかがでしょう。なすは体を冷やしやすい食材ですが、たっぷり薬味の献立と一緒に、アツアツでいただくとバランスもとれて、美味しいですよ。
「薬膳監修&コラム:よしかい ゆき」