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強い日差しを浴びていた肌。夏の終わりはシミやくすみが気になり出す頃ですね。シミやくすみ以外にも、きめが粗くなったり、肌荒れが目立ったり、むくみや顔色がさえない・・・ 夏の終わりはお肌トラブルが気になる季節。普段の食事で体の中からスキンケアしましょう。 ◎肌ケア食事以前の基本(1) ◎肌ケア食事以前の基本(2) ◎肌と五臓の関係 ◎美肌・五臓・日々の食事
【原因】 強い紫外線を浴びたことによる色素沈着や血液の循環が悪く、老廃物の排泄がスムーズにいかず滞っていることが要因です。血液の巡りをコントロールしている肝の機能低下も考えられます。 【対策】 まずは紫外線に直接あたりすぎないようにすること、ビタミン類、中でも特にメラニン色素の沈着を防ぐビタミンCが不足しないよう心がけ、血の巡りをよくし、肝を丈夫にする食物を摂りましょう。 ◎取りたい食材】 [ビタミンCが多く含まれる食材] [血をサラサラにしてくれる食材] [肝をいたわり丈夫にする食材]
【原因】 ストレスや睡眠不足、不規則な食生活などにより血液や気が不足し、循環が悪くなって、皮膚に栄養が行き届かなくなると、お肌はてきめんに荒れてきます。食欲不振、疲れやすい、風邪をひきやすいなどの症状を伴いやすいので、体のメンテナンスも必要です。 【対策】 補血作用があり血液の質をよくする働きのあるもの、補気作用があり胃腸を整えて丈夫にし消化吸収力を高めるもの、食欲増進作用のある香り野菜、ビタミン類、鉄分、良質な脂分をほどよく摂ることが大切です。 ◎取りたい食材】 [補血や血液の質をよくする作用のある食材] [補気作用や胃腸を整え丈夫にする食材]
【原因】 夏の間、発汗によって体が水分を失っているところに、秋になって空気が乾燥してくると、お肌は潤いを失い、しわができやすい状態になります。 【対策】 体を内側から潤す食材でツヤのあるお肌に。中医学では、肺は皮膚を司ると言われ、肺が潤うと皮膚も栄養が巡り、潤うとされています。皮膚と関係の深い肺の機能を高める食材もおすすめです。 ◎取りたい食材】 [体を潤す作用のある食材]
【原因】 血の粘度が増し、流れが悪くなることを、中医学では「血お(けつお)」といい、滞った血のことを「お血(おけつ)」と呼びます。お血は“痛む、しこる、黒ずむ”という特徴があり、肩こりや月経血が黒ずんで固まりになったり・・・という症状も出やすくなります。血おの原因はさまざまですが、女性の場合は、冷えや、血液不足により血液の循環が悪くなることや加齢による肝腎機能の低下などが考えられます。 【対策】 血の流れをサラサラにするとともに、血お状態により気も滞りがちになるので、気の巡りをよくし、体内を活性化させます。 ◎取りたい食材】 [血の流れをよくする食材] [気の流れをよくする食材]
【原因】 脂っこいものや刺激物を過剰に摂ると、血液に熱や毒がこもって皮膚や粘膜に炎症を引き起こし、大人のにきびや吹き出物の原因になると考えられています。 【対策】 味の濃いもの、こってりしたものを控え、体の内部の熱を冷まし、解毒作用のあるもの、老廃物をスムーズに排出させることを心がけます。 ◎取りたい食材】 [体内の余分な熱を冷ます食材]
【原因】 蒸し暑い日が続いたため、体内は余分な湿気を溜めやすくなっています。体内に停滞した水分の影響で脾(胃腸などの消化器官)の働きが弱まり、消化・吸収がうまく行われなくなって老廃物の排出がうまくできず、体内にたまっている可能性があります。栄養がきちんと吸収されないと肌のきめも粗くなります。 【対策】 美しいお肌には、食べたものの栄養を十分吸収できる状態をつくっておくことも大切。体内の余分な湿気を取り除いて消化器系の動きを調えます。利尿作用のあるもの、胃腸のはたらきを回復させてくれる食材を摂りましょう。 ◎取りたい食材】 [利尿作用があり胃腸のはたらきを丈夫にする食材]
【原因】 髪の状態は腎の機能や血液の状態を表すと考えられています。腎の働きが弱まると、老化やホルモンの減少を引き起こし、それに伴う髪のトラブルも発生しやすくなります。腎の強さにはもともと個人差があるため、西洋医学でいう、薄毛や白髪は遺伝的要素が強いという考え方とも一致するところがあるのですが、どうぞあきらめずに、腎を養い、強化する食物を摂って髪の養生を心がけましょう。 【対策】 切れ毛やパサつきがちな髪は、血液中の栄養分が不足しているときにあらわれやすいので、髪に充分な栄養を与えてあげることが大切です。髪の主成分はケラチンというたんぱく質なので、良質なタンパク質(肉、魚、大豆製品、乳製品など)のほか、ビタミン類、ミネラル類もバランスよく供給してあげましょう。髪はこれらの栄養素を毛根の周囲の毛細血管から吸収し、細胞分裂を繰り返して成長します。 ◎取りたい食材】 [腎を養う食材]
【原因】 お肌とともに、爪も年々老化し、衰えがみられるようになります。体調がそのまま爪に表れ、内臓の状態がよくないと、横にスジができたり、鉄が不足すると真ん中がへこんだりします。爪の色には内臓疾患の兆候があらわれると言われますので、日頃のチェックも大切です。とくに肝の状態を反映すると考えられています。 【対策】 肝を強化し、補血作用のある食材を摂りましょう。爪の主成分も髪と同じくケラチンというタンパク質なので、良質なタンパク質、ビタミン類、ミネラル類を摂ることも大切です。マニュキアを塗らなくてもツヤがあり、透明感と弾力のある、丈夫な爪をめざしましょう! ◎取りたい食材】 [肝を強化する作用のある] [補血・血の質をよくする作用のある]