お正月レシピ

大掃除が落ち着いたら
お正月の準備

大掃除が落ち着いたら、お正月飾りやその他諸々…新年を迎える準備で大忙しの年末です。

■おはし
ご存じですね。正月近くなると、両端が細く真ん中が膨らんだ柳素材で、結びきりの白と赤の和紙に入ったお箸。
昔はひとりひとり箸袋に名前を書いて、食卓に出されたものです。
お客様用には、いつ誰がお見えになってもいいように、“海山”と書いて暮れから用意してありました。

お正月に柳の祝い箸を使うのは、柳は雪や風に耐え折れにくいので、こちらも長寿を願う縁起物とされているから。 一方を神様、もう一方を人が使い、共に食事をする。という考えから、両端が細くなっています。
■おわん
正月用の蓋つきの椀と普段用の椀を使い分けしているおうちは、面倒でもだしてあげましょう。
塗りは使った後、水洗いして、丁寧に柔らかい布巾で拭き、できたら柔らかな紙に一椀一椀包んでしまいます。

くれぐれも「餅が落ちないわ…」と、目の粗いスポンジや金だわしなどで洗わないでくださいね。

■お重
近頃、お重を持っている家庭もなくなってきました。正式なお重は値段もはりますから、これから結婚する方は、近い親戚縁者におねだりしておくのもおススメですよ(笑)。
生活がスタートしてからは、案外こういう大きい買い物はできなくなるものです。

「今は持っていないけど、形だけでも味わいたいな…」という人は、駆け込みで大きいスーパーにいくと、980円〜3000円くらいのプラスチック製の重もありますから、使ってみるのもいいですね。

■にらみ鯛

関西ではにらみ鯛といって正月の縁起物として、お重のとなりに並べたものです。暮れから魚屋さんに頼んでおき、取りに行くのです。

街中に魚屋さんもだいぶなくなりましたが、スーパーマーケットの魚売り場にはそう高くない金額で並んでいます。

「せっかく買っても冷めているし、人気がないからやめておこうかな…」というのも分からないではないですが、身をほぐして鯛ご飯やお茶漬け、焼きおにぎりにして〆の一品にするのも絶品ですよ。

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