鶏むね肉は値段が鶏もも肉と比べると、半分くらいの金額で売られていることも少なくありません。もも肉と比べて、不人気の理由の一つとしては、料理した時にジューシーさに欠け、パサつくからでしょう。しかし、この値段高騰の時こそ、この素材を見直してみましょう。

胸むね肉は繊維質になっていて、肉そのものには脂分が少ないので、それを長所としてとらえて、料理をするといいですね。

鶏むね肉は、カロリーはもも肉と比べ、さほど低くありませんが、動物性油脂が少なめのため、キチンと栄養素を体に供給しながら、余分な脂をとらずに済むので、メタボ対策にも良いのです。

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  チキンソテー南蛮

  野菜と一緒に食べるのがうまい。

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  棒棒鶏（バンバンジー）

  ご飯のおかずにはもちろん、冷たいめんにのせて、棒棒鶏めんにしてもおいしい。

パサつくなどの欠点をどう防ぐかというと、切り方にも工夫が必要です。味も中までしみ込みにくいし、からみにくいので、肉厚部分を薄くしてあげましょう。

まずは、肉の繊維に沿って包丁をスッ、スッ、と入れて開き、それから料理に合わせてカットしたり、丸ごと茹でて、細くさくといった切り方や調理法が向いています。


鶏料理は、もも肉でも、むね肉でも作ることができますが、料理によって切り方を変えましょう。
例えば「とりのから揚げ」の場合はコロンと切ってはいけません。下味が全体に均一につくように、繊維にそって、細長く切るか、薄めに切るのが良いです。また焼肉や、鍋をするとき、限りなく薄いと実に美味しく感じるので、お試しくださいね。

さて限りなく薄く・・・これには、いい方法があります。
冷凍庫に３０〜６０分ほど入れてから、よく切れる包丁でうすーくそぎ切りにします。これを、揚げる、煮る、焼くといった料理に使いましょう。

むね肉は茹でてすぐに取り出すと、うま味も水分もゆで汁にかなり抜けてしまいます。そのため、使う寸前、または時間があれば、完全にゆで汁も肉も冷めるまで、ゆでた肉をゆで汁につけておきましょう。そうするこで、ゆで汁にうまみとほどほどの水分が戻るので、それから調理するのがいいですよ。保存する際も、ゆで汁ごと冷蔵庫がベターです。

• ゆで鶏（作りおき）

  

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