「米の研ぎ方」で差がつきます。とにかく、短時間で準備。シャッシャッと力を入れ過ぎないのが最大のコツ。大急ぎで研いだら、きれいな水を分量どおり入れます。
これが、電気釜やガス釜で炊くなら、まずは目盛通り。ただし、新米の場合は米粒に含まれるもともとの水分が多いため、加える水を控えて炊く方が上手く炊ける場合も多いのです。つまりいつもの目盛より控えめということ。
しかし、農家によってはいつもと同じ目盛(米の分量の2割増しといわれています)にたけるように乾燥させて出荷することもあり、これは炊いてみないと分かりません。
沢山炊いてしまい、失敗は痛手なので、まず最初に2合くらいを炊いてみて、買ってきた新米の特徴をつかみましょう。
文化鍋や厚手の鍋、土鍋で炊く人は水は米の2割増しの水を加えて、炊いてください。
またここ10年、無洗米として洗ったり研いだりすることのないお米があり、これは洗ってしまうと逆においしく炊けなくなりますので、米袋の表記に水加減のことや浸水時間がかかれておりますので、読むことをお忘れなく。
キッチンスタジオでも、いろんなスタッフがお米をとぎますが、プロとしてご飯を炊く私たちも、米研ぎは一生の研究課題です。みなさんも、頑張ってくださいね。