日本人なら、朝・昼・晩のどこかで1回は飲む味噌汁。つまり毎日のように飲む味噌汁が、美味しいのと、そうでないのとでは、大げさだと思われるかもしれませんが、食に関する人生が違います。
“だし”の話はしつこく書かせていただきましたが、味噌を加えるタイミングも大きく左右します。味噌と言ってもこんな小さい日本で各地にさまざまな味噌があり、香りも味も違い、これに関しては又、いつかお話させていただきますが、味噌は生き物だということ。
刻々と味噌の味は変化をしていきます。火を通す時間経過でも、味も香りも変わっていきます。
冬場は味噌は室内にだしていても、構いませんが、春から夏にかけてはあっという間に黒くなって、味も酸っぱい味にかわっていきますから、冷蔵庫に入れるのがベスト。
だしで具を煮たら、味噌を入れるタイミングですが、味噌を溶かすときは火をぐんと弱火にするか、消してしまって溶かします。味噌を入れてから、クツクツ煮てしまうと美味しい味噌の香りが飛んでしまうのです。火加減には気を付けましょうね。
しかし、例外があります。
味噌を入れてから具を入れる味噌汁の代表がなめこ・さいの目に切った豆腐、戻したワカメ。これらは味噌を溶かしてから、加えてすぐに火を止めます。
これらは、水が出足りする素材と、瞬時に火が通る素材。素材の味がだしにあまり流れない方が美味しく仕上がるものは、先に味噌を入れます。
大抵は最後が味噌ですので、至極例外のケースとして、覚えておいてください。
料理の例としては
こちら