お弁当向きの作り方
いなりずしは、本格的につくろうとすると、割と大変です。
そこで、お弁当向きにあっという間に作ってしまう方法をご紹介。
まずは油抜きをしましょう。
いくらスピード調理でも、油揚げ(関西では薄揚げ)は、必ず油抜きが必要です。
そうしないと、味がくどくなります。
熱湯を回しかけるといったまだるっこしい方法より、たっぷりの湯でグラグラとゆで、水にとってギュッと絞ります。
ただし、「おいなりさん用」の油揚げではない場合、二つに切って袋状にしておかないと、ゆでた後、袋ができにくくなりますので先に切ること。
煮汁用の材料をあわせ、煮立っているところへ、油抜きして絞った油揚げを広げながら入れていきます。
1枚入れるごとにお玉でギュッと上から押して、煮汁を吸いやすくします。
全部入れたら、全体をまたギュッと押し、中火より強めの火で、一気にわーっと煮ます。焦がさないように注意!
煮あがったら、なべ底の面が上になるように、お皿にあけます。
ご飯は市販のすし酢でパパパッとつくり、油揚げとすし酢の両方が冷めたら、油揚げにつめるだけです。
いなりはしっかり目の味付け
おいなりさんの美味しさは、甘辛味の袋からシンプルな寿司めしがと、口の中で融合する美味しさにあります。
お揚げさんは、しっかりと甘くしょっぱい加減に煮るのが、ベター。そのまま揚げさんを食べた時、少し味が濃いとおもう、仕上がりしておきます。
揚げさんが、完全に冷めてから、冷めた寿司めしを詰めていくのがおいしく仕上げるコツです。
梅干しを入れて炊く
おいなりさんは、梅干おにぎりより、いたみが早いです。朝作って昼に食べるには、大丈夫ですが、時期や余ったことを考えると、米の時から梅干を入れて炊いたご飯で、すし飯を作るといいでしょう。(種を出すのを忘れずに)
いなり袋に隠れ辛子!
カツ代家では、おいなりさんには、いなり袋の中に隠し練り辛子をピッと入れてました。
お子さんが小さいうちは、中に入れないで、上にちょんちょんと、載せますが。大人だけの集まりなら、中に隠れている方が粋。
1個食べて、後からくるじんわりの美味しさ・・・を是非、味わってみてください。最近は、わさびいなりも売られていますね。まさに、辛みのアクセントです。
おいなりさんは、また、おむすびと違う幸せ感があるのです。おむすびに並んでほしい、日本の家庭の和食文化です。