太陽の光で起きて体内時計を整え、起きて1時間以内に朝食をとる
なぜ、朝ごはんを食べたほうがいいのか?
食べるということは“自律神経(副交感神経と交感神経)のバランスを整える役割のひとつ”。「休息モード」から、「活動モード」にシフトチェンジをするのに、大事な朝食です。
お日様の光を浴びることからスタートし、体内時計をリセットしてから、1時間以内に朝ごはんを食べ、1日のリズムを整えることから始めましょう。
人体のメカニズムについて昔は分からなかったことも、現代の医学による研究によって、「人間は朝に太陽の光を浴びて起きるのがベストであり、起きてから大体20分後に体のあらゆるところのスイッチが入る」ということが分かってきました。
その中の一つに、副腎から出る“コルゾチール”と呼ばれるホルモンがあります。コルチゾールは分泌量が時間によって変化し、時間帯によっては体に良い刺激と影響を与え、あらゆるストレスに対応し、エネルギー代謝を強めてくれるホルモンです。睡眠中は一緒に休んでいるのですが、大抵の人は起きて20分後位に最大限の数値をたたき出すことが、研究データで分かってきたこと。
つまり朝6時に起きれば、6時20分にはエンジンがかかっている。効率よく、仕事も家事もできるという仕組みです。
また、体の中で作られる“セロトニン”という物質は体内時計の調整の役割を担っています。集中力や気分の調整役として働き、自律神経のバランスを整えてくれます。
たんに早起きをするだけでも、朝食を食べるだけだと、よきリズムがスタートしずらい、そう!イメージとしては、小さいスイッチを次々、入れていく感じですね。
しっかり噛んで食べ、セロトニンをふやす
さて、ここからが重要です。セロトニンを増やすには、リズム運動がおすすめ。目が覚めてきたら、まず朝ごはんを食べましょう。“噛む”という行為も立派なリズム運動、もちろんウォーキングも。
セロトニンをつくる材料となるトリプトファンという成分は【卵・大豆・乳製品・バナナ・魚・肉】などに多く含まれています。朝時間がない!という人はバナナやヨーグルトだけでも何も食べないより、いい働きができることでしょう。
また、脳のエネルギーを朝の即戦力として、速やかに補うには糖質(ごはん・パン)も欠かせません。また、食べることで体温が上がりますので、体そのものが目を覚ますことができるのです。体温が上がるということは、体自身が目を覚ますので、1日の始まりの仕事、学業などの活動に備えた状態となっているのです。
食べることで体温や記憶力、基礎代謝がアップ
アメリカの研究によると、朝ごはんを食べた人の方が、食べない人より、記憶力が出ることや、体温が上がるので、基礎代謝があがり、健全な力がつきます。
朝ご飯を食べないでいると、昼ごはんや夕飯がいきなり栄養素を体が過剰に吸収する体質になりやすいという報告が出ているようです。
一日一日の積み重ねは、元気でご機嫌な自分を作ります!それは、朝ご飯からスタートするかもしれませんよ。いいことずくめですから、いつもより、10分早く起きてみませんか?